お犬様天国ここフランスでは、基本的にどこへでも犬連れOK。
犬侵入禁止のところにはこんなステッカーが貼ってある。
例えばホテルのウェブサイトを見ても、そのほとんどに「犬がOKかNGか」が明記されている。
そんな国でこの犬禁ステッカーを見かける多くは、スーパーや食料品店。
が、これも相当適当で、全面禁止ということはほぼない。その店、いやその店員の裁量に任される。
バブーだって小さな時はこんな風にカバンに入れたまま、かなり突破の厳しいはずの大手スーパーの中を堂々とカートに乗ってお買い物していた。
今だって、毎日のように利用している近所のスーパー3店舗のうち2店舗は堂々と入店が許されている。
いや、むしろ店員達が寄って来てなでなでする。「ちょっと・・・野菜陳列している手で触るのどうなの・・・。」と、私のほうが固まる。
今日はこの2店舗のうちのひとつでちょっとした事件が・・・。スーパーには大抵何人かのガードマンがいるが、店に入っていくと、いつもの黒人マッチョのおじさん達がいない。ちょっと小太りの初めて見るおじさんがいた。しかもスーツ着ちゃってまじめそう?!
嫌な予感は的中。「犬は禁止だよ」と注意される。
おじさんの言うとおりなのだ。が、このお店の開店当時からお店の利用客の私は毎日バブーを抱いてこのスーパーで買い物をしている。店員さんとも大体顔見知り。
そんなわけでちょっと納得行かず、ちょっと遠慮がちな日本人を捨てて(笑)、おじさんと言い合いをした。
「今までそんなこと言われた事は一度もない。私は毎日ここに買い物にきているけれど、こうやって抱いていればいいって前も言われた。私はおじさんの顔始めてみるから、おじさんにとっては初めてかもしれないけれど、私はいつもこうだもん!」
う~ん。全く理論的でなく、そしてあからさまに私が正しくなく、自分でも笑えるくらい、渡仏以来初のフランス人っぽい自分勝手な発言?!
そこでおじさんはちょうど横の野菜の陳列棚にいた売り場責任者に抗議。すると責任者は言った。
「子犬だったらいいよ。こうやって抱いていれば。」
・・・。えっ?!?!?そうなの?!?!?何その理論。でもま、私が勝ったみたいだからいいか♪
そんなわけで言い争いで勝利した本人もわけ分からないまま、一件落着したのだ。
新顔のガードマンおじさんは、納得いかなそうな顔をして、店内を徘徊していた。
一体子犬ってどこまでが子犬なんだろう・・・。そしてなんで抱いてればいいんだろう・・・。あのステッカー貼ってあるのに・・・。
適当王国フランスバンザイ!!
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