旅行料金、変動制。

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南仏から帰ってくると、パリと南の気温の差を実感する。
考えてみると、日本にいる時、これほどまでに自分の国の中で気温の差を実感したりすることがなかったような気がする。
沖縄に行くことがあればもちろんその違いは感じたけれど、とってもとても特別なまれなこと。
この間、ふと気づいたのは、フランスの地図を広げて眺めていることがなんて多いのだろうということ。
同じように日本地図を広げてじっくり眺めて、行ったことはなくてもガイドブックの端から端まで読んで、旅行の計画を立てたりということはほとんどなかったような気がする。
日本のことは何も知らないのに、それに比べたらフランスのことはかなり知っている！

これってバカンス天国の国にいるとか、どこの国へも陸続きで簡単に行けるとか、いつまでここにいるから分からないから出来るだけたくさんの所に旅行しよう！とか、色々な要因があるのだけど。
ひとつ、大きなことは電車の料金変動制があるから。
TGV（フランス版新幹線）は、時期によって、予約した日時によって、全く値段が違う。
早く申し込めば申し込むほど安かったり、逆にギリギリまで売れ残った物がすごく安く提供されたり。
だからその値段で行き先を決めたり、簡単に旅行を思い立つことが出来る！
日本のサービスは全て素敵で素晴らしいと思うけれど、こればかりはフランスを真似してくれたらいいのに…といつも思うこと。
でも日本の新幹線って、値引きをしなくてもいいくらいいつでも人が一杯なのかしら?!
でももうちょっと安くてお手軽に行けたら日本中色々な所を旅したいのに。
今では日本地図よりもフランス地図の方がよっぽど詳しくなってしまった理由は旅行料金、変動制のせいです！




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