少年少女のスリ集団

今日はまたスリの話。
あまりにも少年少女のスリが多いので、もうフランス政府としてほんと〜にどうにかしてほしい。
この日はオペラ座前で。




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アテンドのお仕事で、旅行中の方を案内してオペラ座に行くと、少女グループのスリがわんさか。
「あの子たち、スリだから気をつけてくださいね。」
って言っている先からふてぶてしく近寄って来るスリ集団に、ご案内していた方が正面から両腕をつかまれてしまいました。
スリたちも、あからさまに悪いことをしてつかまらないように、そうそう手をつかんでムリヤリ何かをしようとしたりはしないけれど、最近、図々しさとふてぶてしさが増して来て、腕とかもつかむようになってきた。
こういう強行的な行為は、スリ集団の中でも賛否が分かれるらしく、ものすごい喧嘩が始まったりしていました。

この写真中央にうつっている少女たち。
「英語が話せるか。」
「サインをしてくれ。」
とボードに貼った紙を持って近づいていく、対象を物色中。

住んでいれば、この後ろ姿と顔を見ただけですぐに分かるけれど、こんな風に今は普通の格好をしているのです。
ジーパンにパーカーとかトレーナーみたいな。
だから、やっぱり観光客の方にはなかなかスリだと見抜けない。
「この子達が、スリですよ。」
って目の前で警告しても、目の前にいるのはただのティーンエイジャー。
脳が「スリ」と判断しないらしく、やっぱりガードがゆるゆるなのです。
オペラ座の前やエッフェル塔の周りなんかは、カモになる観光客だらけなので、毎日この状態。
この日もこのオペラ座前にいた5分間だけで、日本人の前に立ちはだかって、携帯をたたき落としたり、ベビーカーに乗っている赤ちゃんをかまうような素振りを見せながら数人で囲ったりしている現場をいくつもいくつも目撃しました。

オペラ座の見学をして、バルコニーからのぞいたら、まだまだウロウロしているスリ集団（↓）。
メトロの駅から上がって来る人を物色して近づいて行く後ろ姿の4人組み。
その後ろにも2人組。
そしてその後ろ写真左下では、2人組に話しかけられて狙われている観光客1人が…。

これからますます観光客が増えるシーズン。
そしてお天気もよくて夜まで明るいので日中歩き回る人も増え、薄着になるし、スリにはカキイレ時のシーズン。
自分で自分の身を守るしか方法はあらず。
パリを旅する予定のある方は、本当にこのスリ集団にはご注意を！





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