パリのスリたち。こどもたち。
といっても、私があったのではなく、スリの現場に遭遇。
パリときどきバブーを応援…
この夏、南仏、ロンドン、ギリシャ…etcとパリ以外の場所に行きましたが、改めて思ったのが、パリがいかに隙を与えてはいけない場所かということでした。
パリ以外の町にも、安全大国日本に比べたらもちろん全然安全ではんく、常に気をつけなくてはいけない場所ではあったけれど、パリの注意度に比べたら甘い甘い。
どこもパリの日常にとっては油断していても大丈夫な所ばかりでパリはやっぱり特殊な場所なんだな〜と実感していました。
そしてパリに帰ってくるたびに、異常なほどかばんのチャックに気をつけたり、怪しい人がわんさかいたりすることに改めて驚いていたのですが。
今日は必死で自分のかばんを何度も確かめたり、抱きしめるように持ったりしながらもぼ〜っとメトロに乗って座っていると。
ふと、目の前の空間で肩掛けポーチのチャックをあけられ、中身をゴソゴソっとされ、数人で固められている人発見。
ちょうど座っている自分の目の高さの空間にカバンをあさっている手が見えたのが偶然だったのですが。
あっ、スリだっ!
と思って思わず席をたってカバンをあさっている手をバンッと下からはらいのけると。
スリ集団のこども達はビックリして。
そしてさらにビックリしている人たちはどうやら日本人。
「スリです。この子たちスリなので何が盗まれたかすぐ確認して下さい。」
と言っても何が起こったか分からない観光客の方。
「お父さんスリだって。」
なんて言いながら、親子3人家族は何が起こっていたかあまり分かっていない様子。
そのくらいパリのスリは日常茶飯事で横行しています。
今日出会ったのは4番線のCite(シテ)という駅ですが、ノートルダム寺院にいちばん近い駅でもあってすごくスリの多い場所。
私の親戚もここでスリにあいました。
そしてこの4番線はあまり治安のよくない所を通っているせいもあって、便利な線でもあるけれど、ものすごくスリが多いです。
今までは「ジプシー」なんていう表現でガイドブックに書かれていて、ジプシーという言葉の通りな格好をしているのが定番のスリスタイルだったけれど、最近はちょっとやそっとでは見分けがつかない普通の姿をしているのが定番です。
いまいち格好よくはないけれど、ちょっとダサめのTシャツにGパン姿で普通のこどもの格好をしたり。
支給されていると思われるお揃いの肩掛けかばんをかけていたり。
本当に普通のこどもの姿をしているので分からないというのが実情です。。。
住んでいるからこそ、目を見ただけで、姿を見ただけで、3人一緒のチームで動いているだけでスリ集団だと分かるこども達。
悲しいことに顔つきも違うし、人種も違うし、まさに見た目で分かるので、ブログなどで警告したいのも山々なのだけども人権問題にもなってしまいだろうし。
まさかこの場では言えないというのがスリのこどもたちだったりします。
本当にスリが多いパリ。
どこかに出かけるたびにスリに出会うけれど。
この夏だけで一体何件スリにあった友達に出会ったか。
スリを捕まえているポリスの現場にあったか。
安全大国から考えたらちょっと異常な世界ですが、注意して注意しすぎることはないパリ。
小学生くらいのこどもに対して神経をとがらせるなんてこと、まずないかもしれないけれど、パリではそれが必要なんだということを実感してほしいと切実に思った今日でした。
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今日の記事を読みながら、うんうんと納得してしまいました。
我が家の今夏のパリ旅行でも、危ないことが数回あり、極めつけはポンピドゥーセンター前でのこと。
写真を撮っていたら、まわりを若い女の子集団に囲まれ、「私たちは耳が聞こえません。」みたいなジェスチャーで、サインしろと紙とペンを渡されました。
その紙には「寄付しました」風なサインが書いてあったので、来たなーと思い、私が「お金持ってない」とフランス語で言ったら、いいから書け、あなたは優しい人、みたいなジェスチャーでしつこい、しつこい。
私の話が聞こえてるじゃん!と彼女たちを振り払いましたが、夫はあまりにしつこく囲まれて、最後は2€渡してしまいました。
そのあとはショックでテンションが下がって、一日憂鬱でした。
危ないと言われ続けたローマでは何事もなく、よく知っているはずのパリでこんなことがあり、改めてパリの現実を知りました。
生活していても、気が抜けませんよね。
ヨーロッパにしばらく滞在したときは、ほんとうに、かばんたすきがけ、ファスナー開けっ放しは論外、少しでも荷物を自分の身から離さない、など(当たり前のことですが)気を張ってしていました。^^;
それでもやっぱり、仲間の大半は、子供のスリ軍団に囲まれてとられたり、スーツケースごと(ポーターのフリしたひとに)もっていかれたり。。色々ありましたねぇ。
自分の身は自分で守る、という精神、パリにいくとつくづく痛感させられます。
まりこさんのおっしゃる通り、四番線に乗っている時の出来事…。新婚旅行だったので旦那と二人で電車に乗っていたのですが、本当に驚くほど普通の格好をした女の子4〜5人に囲まれ旦那と引き剥がされ、気付けば鞄を漁ろうとしていました。
幸い、スリには毎回パリに行くたびに気をつけていたので咄嗟に気付き未遂で済みましたが、心配したフランス人が声をかけてくれたりして思いがけずフランス人の優しさに出会う事ができました(笑)
少し隙のある旦那は、あまりにも普通の女の子達がスリだと知り、その日一日中落ち込んでいました(^_^;)
今回の事でますます気を抜けない国だなぁ…と思いましたが、大好きな国なのでこれからもパリ通いはやめられないです~。
叔父の車でドイツを旅行した時も、駐車しておくと、トランクをこじ開けられることがあると、車を何度も確認していました。
来月、妹の社員旅行についてパリに行きます。
毎回、メトロに乗る時はドキドキするのですが、気をつけないといけませんね。
メトロに乗るときに、ワーッと後ろから4~5人の子供
が押してきてその間に、ズボンやカバンのポケットをあさる。
そしてドアが閉まる直前に、ワーッと降りて逃げていくという
王道パターンです。
それにしても、とても美しい写真ですね!
引き続き楽しみにしています。
危ないと頭では分かっていても、ついつい日本人感覚が抜けないし、旅先でいっぱい歩いて疲れていると、パリの地下鉄でも日本の地下鉄同様ウトウトしてしまう日本人もいっぱいいそうですよね。
(外国人は日本人が電車でよく無防備に寝ていることに驚くようですね。)
ベルリンにもジプシーは多く、見た目でジプシーと分かりますが、物乞いをしている人が多いです。スリもいるのでしょうか???
私ももっと気を引き締めて電車に乗ります!
スリ・・・ヴェネツィアも非常に多いです。
私が目撃したのは大人の男性・・身なりは高級ブランドをカジュアルに着こなしていて一見お金持ちのバカンス旅行者にしか見えません。
ツアーでガイドさんの説明を聞いてる一瞬の隙にスラれてツアー離脱。
財布も無くして、ツアーを離脱してミラノまでパスポート再発行に行かないと行けなかった方を数人知ってます。
パリとセットで日本人観光客の方ヴェネツィアでもご注意いただきたいです。
それにしても子供たちにスリをさせている大人がきっと後ろにいるんだろうと思うとなんだか悲しいですね。