パリときどきバブー

パリを拠点に活動するフォトエッセイスト/ヘアメイク、とのまりこのフォトブログ。
飼い犬バブーと3歳の息子プチモンスターと共に、パリの日常をお届けします。
東京・西荻窪のフランス雑貨店「ぼわっと」オーナー。
パリのガイドブックなど著書は13冊。雑誌やウェブメディアでもコラム連載中。
プロフィール
by tonomariko
人気ランキングバナー

バブーはヨーロッパ何位?
人気ブログランキングに参加中
毎日必ずボクを押してね!

本と製品
お仕事
ドルカのパリ通信
KIRIN Cafe Deliキャンペーンサイト
集英社ハピプラ
パリのお役立ち情報コラム
るるぶパリ
パリ在住人気ブロガーがこっそり教える裏技PARIS!
アクセス・パブリッシング
連載「きゅるコロむ」
犬と一緒に世界を旅するコラム
世界文藝社
女性芸術作品集 MINERVA(ミネルヴァ) Ⅳ
オペラ座写真
株式会社オガワ
ユニバーサルデザイン シリーズパンフレット
ミレジム(Millesime)
オールドヴィンテージ コレクターが提案する
ワインライフ フランス・パリ通信
One Wave
犬と人の新ライフスタイル 情報マガジンOne Wave パリ特派員ブログ&パリカフェ情報コーナー
フェリーチェ(Felice)
ハッピーな気持ちが生まれるメイクスタジオ
「自分らしさを追求するモードの街パリ通信」
青山トップセラピスト
カレッジ パリ特派員情報サイト
パリParis秘密のパリジェンヌ
雑誌 ルチェーレ
(ベネッセコーポレーション)2008年 4月号
ワールドルチェーレ パリ情報
ガールズビーヴァガボンド
(メディアファクトリー)内田春菊さん
コミックエッセイ 表紙/ヘアメイク
雑誌 ルチェーレ
(ベネッセコーポレーション)2007年 創刊号
ワールドルチェーレ パリ情報
雑誌 天然生活(地球丸)
2007年9月号 特集 やっぱり大好き。
甘いもの「パリ・普段着の甘いもの散歩」
Honda Dog
人気ペットブロガーが教える 世界の愛犬生活
雑誌Loveカメラ(宝島社)
Vol.6 2月20日発売 人気ブログの写真に学ぶ
「 I love cats & dogs」
雑誌女子カメラ
Vol.2 (ローカス)
女子50人のフォトプロファイル
雑誌noi(ノイ) Vol.4
(ベネッセコーポレーション)コラム
「tonomarikoのウェディング通信」
「おてんばサル姉妹のPhoto Diary パリの冬休み」
ダイナースクラブ会報誌
フォトエッセイ 「フランスでペットと暮らす」
クイックメイク
パリ通信 日本セールス&マーケティング社

NEWS ニュース

       
  • 阪急うめだ本店 『フランス展』
  • 3月13日(水)〜3月25日(月)
  •    
  • Seed One Style受注回 @ぼわっと・西荻窪
  • 4月17日(水)〜4月21日(日)
  •    
  • 伊勢丹・新宿店 『フランス展』
  • 4月24日(水)〜4月30日(火) 本館6階
  •    
  • 「パリの小さなアパルトマンで楽しむおうち時間」(世界文化社)発売中
  • ぼわっと通販は shop@boite.tv から!

パリのスリたち。こどもたち。

今日はパリでスリに出会いました。
といっても、私があったのではなく、スリの現場に遭遇。
パリのスリたち。こどもたち。_c0024345_5153224.jpg




パリときどきバブーを応援…


この夏、南仏、ロンドン、ギリシャ…etcとパリ以外の場所に行きましたが、改めて思ったのが、パリがいかに隙を与えてはいけない場所かということでした。
パリ以外の町にも、安全大国日本に比べたらもちろん全然安全ではんく、常に気をつけなくてはいけない場所ではあったけれど、パリの注意度に比べたら甘い甘い。
パリのスリたち。こどもたち。_c0024345_5161048.jpg

どこもパリの日常にとっては油断していても大丈夫な所ばかりでパリはやっぱり特殊な場所なんだな〜と実感していました。
そしてパリに帰ってくるたびに、異常なほどかばんのチャックに気をつけたり、怪しい人がわんさかいたりすることに改めて驚いていたのですが。
今日は必死で自分のかばんを何度も確かめたり、抱きしめるように持ったりしながらもぼ〜っとメトロに乗って座っていると。
ふと、目の前の空間で肩掛けポーチのチャックをあけられ、中身をゴソゴソっとされ、数人で固められている人発見。
ちょうど座っている自分の目の高さの空間にカバンをあさっている手が見えたのが偶然だったのですが。
パリのスリたち。こどもたち。_c0024345_5162998.jpg

あっ、スリだっ!
と思って思わず席をたってカバンをあさっている手をバンッと下からはらいのけると。
スリ集団のこども達はビックリして。
そしてさらにビックリしている人たちはどうやら日本人。
「スリです。この子たちスリなので何が盗まれたかすぐ確認して下さい。」
と言っても何が起こったか分からない観光客の方。
「お父さんスリだって。」
なんて言いながら、親子3人家族は何が起こっていたかあまり分かっていない様子。
そのくらいパリのスリは日常茶飯事で横行しています。
今日出会ったのは4番線のCite(シテ)という駅ですが、ノートルダム寺院にいちばん近い駅でもあってすごくスリの多い場所。
私の親戚もここでスリにあいました。
そしてこの4番線はあまり治安のよくない所を通っているせいもあって、便利な線でもあるけれど、ものすごくスリが多いです。
パリのスリたち。こどもたち。_c0024345_517034.jpg

今までは「ジプシー」なんていう表現でガイドブックに書かれていて、ジプシーという言葉の通りな格好をしているのが定番のスリスタイルだったけれど、最近はちょっとやそっとでは見分けがつかない普通の姿をしているのが定番です。
いまいち格好よくはないけれど、ちょっとダサめのTシャツにGパン姿で普通のこどもの格好をしたり。
支給されていると思われるお揃いの肩掛けかばんをかけていたり。
本当に普通のこどもの姿をしているので分からないというのが実情です。。。
住んでいるからこそ、目を見ただけで、姿を見ただけで、3人一緒のチームで動いているだけでスリ集団だと分かるこども達。
悲しいことに顔つきも違うし、人種も違うし、まさに見た目で分かるので、ブログなどで警告したいのも山々なのだけども人権問題にもなってしまいだろうし。
まさかこの場では言えないというのがスリのこどもたちだったりします。
本当にスリが多いパリ。
どこかに出かけるたびにスリに出会うけれど。
この夏だけで一体何件スリにあった友達に出会ったか。
スリを捕まえているポリスの現場にあったか。
パリのスリたち。こどもたち。_c0024345_5172230.jpg

安全大国から考えたらちょっと異常な世界ですが、注意して注意しすぎることはないパリ。
小学生くらいのこどもに対して神経をとがらせるなんてこと、まずないかもしれないけれど、パリではそれが必要なんだということを実感してほしいと切実に思った今日でした。






↑がんばるバブーに応援クリック!


いつも応援ありがとうございます♪
1日1回のクリックがランキングに反映する仕組みです。
今日も楽しんで頂けたら、忘れず応援クリック
していただけるとうれしいです!
Commented at 2011-10-04 08:13 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by marico at 2011-10-04 09:14 x
まりこさん、こんにちは。
今日の記事を読みながら、うんうんと納得してしまいました。
我が家の今夏のパリ旅行でも、危ないことが数回あり、極めつけはポンピドゥーセンター前でのこと。
写真を撮っていたら、まわりを若い女の子集団に囲まれ、「私たちは耳が聞こえません。」みたいなジェスチャーで、サインしろと紙とペンを渡されました。
その紙には「寄付しました」風なサインが書いてあったので、来たなーと思い、私が「お金持ってない」とフランス語で言ったら、いいから書け、あなたは優しい人、みたいなジェスチャーでしつこい、しつこい。
私の話が聞こえてるじゃん!と彼女たちを振り払いましたが、夫はあまりにしつこく囲まれて、最後は2€渡してしまいました。
そのあとはショックでテンションが下がって、一日憂鬱でした。
危ないと言われ続けたローマでは何事もなく、よく知っているはずのパリでこんなことがあり、改めてパリの現実を知りました。
生活していても、気が抜けませんよね。
Commented by iikayo at 2011-10-04 13:54
この話し、お友達の子供にそのまま聞かせたい~と言うのも、この冬
高校の修学旅行でパリに行くんだって。始めての海外しかも開放的になる修学旅行。
親(親友)はとっても心配しているよぉ・・・
Commented by Rinrin-french at 2011-10-04 14:20
こんにちは。本当、日本も怪しい人は多いとはいえ、まだまだお気楽のほほん、と生活できていますよね。
ヨーロッパにしばらく滞在したときは、ほんとうに、かばんたすきがけ、ファスナー開けっ放しは論外、少しでも荷物を自分の身から離さない、など(当たり前のことですが)気を張ってしていました。^^;
それでもやっぱり、仲間の大半は、子供のスリ軍団に囲まれてとられたり、スーツケースごと(ポーターのフリしたひとに)もっていかれたり。。色々ありましたねぇ。

自分の身は自分で守る、という精神、パリにいくとつくづく痛感させられます。
Commented by koba at 2011-10-04 18:23 x
今年の2月にパリに行きましたが、四度目のパリで初めてスリにあいました。
まりこさんのおっしゃる通り、四番線に乗っている時の出来事…。新婚旅行だったので旦那と二人で電車に乗っていたのですが、本当に驚くほど普通の格好をした女の子4〜5人に囲まれ旦那と引き剥がされ、気付けば鞄を漁ろうとしていました。
幸い、スリには毎回パリに行くたびに気をつけていたので咄嗟に気付き未遂で済みましたが、心配したフランス人が声をかけてくれたりして思いがけずフランス人の優しさに出会う事ができました(笑)

少し隙のある旦那は、あまりにも普通の女の子達がスリだと知り、その日一日中落ち込んでいました(^_^;)

今回の事でますます気を抜けない国だなぁ…と思いましたが、大好きな国なのでこれからもパリ通いはやめられないです~。
Commented by どり at 2011-10-04 22:00 x
海外に行くと日本って本当に安全な国だなぁと思ってしまいます。
叔父の車でドイツを旅行した時も、駐車しておくと、トランクをこじ開けられることがあると、車を何度も確認していました。
来月、妹の社員旅行についてパリに行きます。
毎回、メトロに乗る時はドキドキするのですが、気をつけないといけませんね。
Commented by カタケン at 2011-10-05 16:15 x
僕もパリ在住ですが、尋ねてきた親父がやられそうになりました。

メトロに乗るときに、ワーッと後ろから4~5人の子供
が押してきてその間に、ズボンやカバンのポケットをあさる。

そしてドアが閉まる直前に、ワーッと降りて逃げていくという
王道パターンです。

それにしても、とても美しい写真ですね!
引き続き楽しみにしています。
Commented by kanakina at 2011-10-05 18:56
そうですね。パリに行った時にはフランス人も気をつけてると言って、私にはより注意するように言われました。幸い出会いはしなかったけれど、ローマで子供のスリ集団を見ました。友達が追い払ってくれたけれど寂しい気持ちになりました。
Commented by sakae at 2011-10-06 00:35 x
うちの時もそうだけどスリの子供たち最近はいい洋服着ていて
スリとはわからない?
「こいつら遊びでスリしたんか?」と思うくらいの子たちが組織的にするしてますからね。
コワイコワイ。
Commented by tantan_quelle at 2011-10-06 07:26
パリに旅行に行きたい日本人がた~くさん見ているこのブログでこういう警鐘を鳴らして頂けるのはありがたいです。
危ないと頭では分かっていても、ついつい日本人感覚が抜けないし、旅先でいっぱい歩いて疲れていると、パリの地下鉄でも日本の地下鉄同様ウトウトしてしまう日本人もいっぱいいそうですよね。
(外国人は日本人が電車でよく無防備に寝ていることに驚くようですね。)
ベルリンにもジプシーは多く、見た目でジプシーと分かりますが、物乞いをしている人が多いです。スリもいるのでしょうか???
私ももっと気を引き締めて電車に乗ります!
Commented by mammi_venezia at 2011-10-09 04:37
お久しぶりです。ヴェネツィアのmammiです。
スリ・・・ヴェネツィアも非常に多いです。
私が目撃したのは大人の男性・・身なりは高級ブランドをカジュアルに着こなしていて一見お金持ちのバカンス旅行者にしか見えません。
ツアーでガイドさんの説明を聞いてる一瞬の隙にスラれてツアー離脱。
財布も無くして、ツアーを離脱してミラノまでパスポート再発行に行かないと行けなかった方を数人知ってます。
パリとセットで日本人観光客の方ヴェネツィアでもご注意いただきたいです。
それにしても子供たちにスリをさせている大人がきっと後ろにいるんだろうと思うとなんだか悲しいですね。
Commented by tonomariko at 2011-10-11 21:25
★鍵コメhiさん やっぱり口をすっぱくするほど言われるのですね。最近旅行でいらっしゃる方はみなさんそう言っていました。でも本当にスリがどんどん増えているのが目に見えて分かるのでちょっと問題ですよね。。。注意してもしてもやられてしまう。。。
Commented by tonomariko at 2011-10-11 21:26
★maricoさん そうそう。あの子達も相当しつこいんです!!しかもサインをねだってゴタゴタやっている間に相方が下の方でバッグに手を入れてスリをしているなんていうのも見かけたり。組織力恐るべしで本当に怖いです。。。
Commented by tonomariko at 2011-10-11 21:27
★iikayoさん ほんと注意して欲しい!お金こそそんなに持ち歩かないかもしれないけれど、携帯とか、デジカメとか、日本の子達がもっているかわいいものとか、かばんも上が開いているので平気で集団で盛り上がっているし、日本の修学旅行を見るたびにドキドキしちゃいます。
Commented by tonomariko at 2011-10-11 21:28
★Rinrin-frenchさん そうですよねえ。。。これでもかってほど防御しても、相手はそれを毎日しているプロ集団。全然対抗できていなかったりするんですよね。。。
Commented by tonomariko at 2011-10-11 21:29
★kobaさん あああとにかく未遂に終わってよかったですね。。。盗まれたら本当に落ち込みますもん。。。未遂でその現場に遭遇してもなんだか震えてしまうかんじなのに。。。やっぱり4番線は注意ですね。
Commented by tonomariko at 2011-10-11 21:31
★どりさん 本当に日本って安全な国ですよね。日本に帰って場所取りとかでカバンを置くことに最近驚くようになってしまっている自分。地下鉄で寝ていても平気だし。平和ですよね。。。
Commented by tonomariko at 2011-10-11 21:31
★カタケンさん そうそう。まさにそのパターン。王道ですが、やられてしまっている方は本当にえっえっという感じでわけが分からないですものね。メトロのホームで最近目を光らせてキョロキョロしてしまいます。。。
Commented by tonomariko at 2011-10-11 21:32
★kanakinaさん そうなのです。なんとも言えない寂しい気持ちで自分でもいつもどういう気持ちなのかがわからないんです。盗まれる悔しさと震えも知っているからこそ許せないし、こども達の集団を見るとどうしたらいいのか分からないし。。。
Commented by tonomariko at 2011-10-11 21:33
★sakaeさん 最近なんて、みんな同じカバンを支給されているんですよ。わりと素敵なコットン生地の肩掛けかばんみたいのを。マフィアが絡んでいるんだろうけれどおそろしすぎる組織力です。。。
Commented by tonomariko at 2011-10-11 21:34
★tantan_quelleさん ほんと、こちらに来てからはメトロで寝るなんてとんでもないことだと分かりました。日本ではすぐに座ったら寝たりしちゃうし、網棚に荷物を置いたりしますものね。やっぱり平和で安全ですよね。。。
Commented by tonomariko at 2011-10-11 21:35
★mammi_veneziaさん ヴェネツィアも明らかに多いですよね。。。ほとんど観光客って場所ですものね。。。ほんと24時間四六時中気をつかっていなくてはいけないのがなんだか悲しいけれど、そうでなければあっという間にやられますよね。。。
Commented by tomo at 2011-10-23 16:18 x
何回も訪れてるパリですが、メトロでは気を抜けませんよね・・・ 知人が被害に・・なんて良く耳にしますがスリの多数は未成年と思うと悲しくなります。そんなパリの一面があっても、決して嫌いになりませんように。 こないだメトロで見かけたイカツイhip popのお兄さんがいきなり母に向かって大声で!・・とびっくりしたら、席を譲ってくれたのです(笑)そんな暖かい街でもあるんです。
Commented by tonomariko at 2011-10-23 17:24
★tomoさん ほんとに。私もスリの子たちは一発で見分けがつきますが、腹立たしいとともに、本当に悲しくなります。。。エッフェル塔の周りにも山ほどいるし。。。どうにかならないかなあ。。あれがいなくなれば本当にかなりいい観光地になれるのに。
by tonomariko | 2011-10-04 05:42 | パリ★まりこロワイヤル | Comments(24)
Copyright‐©2005-2018 tonomarikoAll Rights Reserved.