フランス人の「臨機応変」術
パリときどきバブーを応援…
そんな一面がありながら、メトロやバスなどの交通機関での思わぬアクシデントや、日常生活における予想していなかった出来事に対しては、本当に正反対というくらい落ち着いていて。
もし同じことが起こったら、日本はまさに全員パニックでテンパって、苦情の嵐になるだろうことばかり。
そういうことにおけるフランス人の「臨機応変さ」にはすごいなと思えるものがあって、山手線が30秒遅れになっているだけで「申し訳ございません」アナウンスがかかり、数分電車が遅れただけで「遅延証明書」が配られ、新幹線が1本動かなかっただけでニュースが流れてしまうような日本を見たら、笑われちゃうんだろうな〜と思ってしまいます。
パリで生活していると、バスに乗っていたら突然
「次の駅で全員降りて、後から来るバスに乗って下さい」
と言われ有無を言わさず降ろされたり。
道路工事で閉鎖されているバス停があって、止まるはずのバス停を何個もすっ飛ばして行ったり、いつもとルートが全然違ったり。
メトロで「技術的な問題が発生しているのでこの駅で停止します。再開の見込みはまだ分かりませ。」と放送が流れ、全員降ろされたり。
かなりの確率でこういうことに出会うのですが。
みんな「またかっ。」「チェッ。」「クソッ。」なんて独り言を言いつつも、誰も運転手さんに文句を言う人はいない。
だって文句言っても「私の責任じゃない。そういう指令が来たから降りてもらうだけだ。」とピシャリと言われるだけだし。
電車が停まってみんなが立ち往生するくらいじゃ、職員が総出で説明したり、案内したりな〜んてことはない。
「当たり前」ってすごいなと思うことで。
こんなことが頻繁に起こって、それが当たり前だとみんなが思っている国に生活していると、私も「バスを降りろ」「メトロは動きません」と言われても、「げげげ〜。またか〜。」と思いながらもメトロを降りて、ホームの地図で確認して、他に乗り継いで行く方法があるか、ここまで歩いたらバスがあるかなんて考えるし。
何かしらが起こるかもという前提でちょっと早め早めの行動を心がけたりするけれど。
これが日本に帰ったとたん。
「日本的当たり前」の頭に切り替わってしまうのか、「人身事故により3分の遅れが…」なんて放送されたとたん、「え〜っ。間に合わないじゃないか〜っ。どうしてくれんのだ〜っ。」と、文句が浮かんでしまう。
昨日は、大体10分おきくらいには来るはずのバスが「次のバス43分後」「その次のバス58分後」なんて表示されていて、「あ〜あまたか〜。」と思いながら歩いた私です。
ちなみに、バス停にいたおばあちゃんは、「さっきは57分だったからちょっとは縮まったわね。」と笑っていた。
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だれかに迷惑かかると爆発する
いい加減のフランス人自分ひとりに対する迷惑だと爆発する。
周りも迷惑かかっていると屁の河童(これは一説によると自分も迷惑かけた経験があるからだと)
だから日本人はウッキッキー!なのだ。
と言われたことあり。