おフランスのテンパリ現象
そんな話は母からもおばからも、そしてかつて旅行をして来た色々な人から聞いていますが。
今のパリはずいぶんずいぶん日本人に、観光客に優しくなりました。
パリときどきバブーを応援…
「ボンジュール」の挨拶などのルールさえ守れば。
「お客様は神様です。」精神は未だに全くないし、おしゃべりしながら、ガム噛みながら仕事しているかもしれないけれど、「そういうものなんだ。」と覚悟してさえいけば、みんなけっこういい人だったりする♪
しゃべれなくたって、問題なし。
「日本人はみないい人だわ。いつもニコニコしてるし、行儀がいいし。」
と、けっこう好感度は高かったりする。
が、一部本当に感じの悪い人は、吹き矢でふいてしまいたいほど感じが悪い。
こういう人がテンパっている時はなお最悪。
そして普段は普通の人でも、一度テンパルととんでもないことになる人が多い。
今日は愚痴です♪
おフランスの「テンパッちゃう人多すぎる話」です。
フランス人って、同時にいくつものことをしたり、先へ先へと考えて行動したりすることがとっても苦手なような気がします。
よくフランス人と結婚した友達たちなんかと愚痴を言う時に出てくるのは、
「効率という言葉を知らない人たちだ。」
ということ。
もちろん例外だってあるけれど、あくまでもおおまかに分析したところ、絶対に効率が悪いっ!
同時に2つ以上のことが出来ない!
そして思わぬことが起こったり、いつもよりたくさんお客さんが来てしまったりすると、すぐにテンパって怒っちゃって感じ悪さを全開にする。
そんなことでけっこうしょっちゅう「ムカッ…。」とするわけです(泣)。
このかわいい〜おいしい〜お店に取材に行った時も。
この店で働くお姉ちゃんはいつもより客が多くて、自分ひとりで行列(行列っていってもたかが3人くらいだけど…)をこなさなくちゃいけないことにイライラしてて。
「ふ〜っ。なんで私ひとりがしなくちゃいけないわけっ?!」(聞こえるように独り言)
「何がほしいのっ?」(客へ)
「そんなの今無理。」(2つの袋に分けて入れてくれと言った客へ)
って感じでそれは〜それは〜考えられないくらいイライラ失礼な態度。
さすがのフランス人のムッシューも呆れて帰ってしまっている人もいましたが…。
そして取材のお約束をしていた私達は、
「約束しているものです。」
と挨拶いたしました。
ちなみにもちろん、お客さんが途切れるのを20分くらい待って。
誰もお店にいなくなったところを見計らって。
そしてお約束の日時を指定したのはお店側。
「今そんなこと相手してる場合じゃないのよっ。わたしひとりしかいないんだから無理よっ。」
とヒステリックに言ったっきり無視。。。。
ギョギョギョ〜出た〜!!
出た出たフランス人のテンパリ〜。
今客いないじゃん。
わたし一人って、クッキー売るくらい一人で出来るんじゃ〜!
そっちが時間指定したんじゃ〜!!
と、今でこそこうやってかなり落ちついて書けますが(笑)。
年末からそうとう長い間心の中であっため続けたこの事件。
はっきり言ってこの時は超〜超〜顔がひきつりました。
この店員はここのオーナーマダムの娘。
マダムは「私ちょっと昼休みに行くから。」なんてキーキーいう娘を置いていくし。
「すみません。あなたの娘さん、営業時間とか使えるカードとか、そんな質問にも答える時間ないって言っていますけど…。」
「大丈夫よ。あの娘に聞いて。そうじゃなかったらまた来週電話して。とにかく私、今からお昼食べに行くの。」
・・・。
こういう感じです。
お客様は神様だってどころじゃなく、店員さんは神様です…。
こんな感じの悪い出来ない人がいるところ、載せる必要ないかなとも思ったりするのですが。
そんなこと言っていると、どんどん載せる所が減っちゃったりして…。
そんでもってそういうとこに限っておいしかったり、かわいかったりするし。
これはたまたまの出来事だったりもするし。
どうしたらいいのじゃ〜!!
私の本を持ってお店に行ってくれた人に嫌な思いは絶対にしてほしくないし。
これは同時に2つ以上のことが効率よく出来ないおフランスの典型的パターンでもあるし。
私は本当にこの時悩みました…。
また同じことされたらもうバッサリ切ろう!
ということで、後日この時テンパっていた娘さんから聞けなかったことを聞きに行くことになるのですが…。
それが〜普通に感じよかったりするんだなあ〜。
おみやげにクッキーまでくれたりして。
(ちなみに、前回のお詫びでクッキーをくれているわけでは全くない。とにかく言いたいこと言って、やりたい態度をあらわして、コロッケロッとするのがフランス人の特徴でもあるので、そんなこと相手は覚えてやしない…。)
もうちょっと、がんばろうよ。。。
3人くらい並んでもテンパらないで、サクッとお客さんをさばけるようになろうよ。。。
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たしかに昔に比べたら感じのいい店増えてきましたけどね。あとは運次第?!私も最近あきらめついてきました(笑)。だんなは日本にいくとお客様サービスにいつも感動してます。
私、年末年始のPARIS旅行中に、まさにこの状況に出くわしましたよ~!
レジに並んでいるのは3人(私3人目)、そして1番目の人がたくさんの商品を買って「小分けにして」と言った瞬間、テンパってました^^;とりあえず必死にさばいてたので、頑張ってるなと思っていたら。
2番目のお客さん(日本人旅行客の男性)、たった2つの商品をそれぞれの袋に入れてと言っただけなのに、さっきの余韻を引きずっているのか、あからさまに嫌な顔をして、溜息ついてイヤイヤ袋につめる・・・。
そして私の番、今までの店員さんの言動・行動・表情を見ていたので、被害を受けないように「全部まとめて入れていいよ」って伝えたら、心底嬉しそうにウインクされました、汗。自然体だな~って笑ってしまいましたよ。
ちなみに、同じ商品を6個買ったんですが、6個ともバーコードをピッピッと通してました。1個ピッとして、×6にしたらいいぢゃん!効率悪っ!って心の中で叫びました^^
その日の気分を、相手にぶちまける事が出来るって、
本当に、素晴しい精神力と思いますわ。。。
日本人が大人しい!という意見もありますけど、
自分の感情を抑えることが出来ずに、全く無関係の他人に八つ当たり!
もう慣れてしまったけど・・・コウはなりたくないわ・私!
お疲れさまです。
(本を持って行って、これと同じものを下さい!
ッて言うのは、働いて居る側としては、辞めて欲しいです:涙)
フランスの人たちが日本人のようにささっと働き、美しく包めるラップを作ったりしたら・・・ものすごい経済効果がありそうですね。
でもそれによって何かがきっと損なわれるんだろう、うん、きっとそうだ、と思っておくことにします。
たま~にしか行けないパリでは「ここはフランス、ここはパリ。急いではいけない、怒ってはいけない・・・ゆっくりゆっくり」と言い聞かせることにしています。
次回パリ旅行の際は、ラップをお土産にして、「使えねぇー!!」ってみんなで笑ってやろうと思います。
フランス人のテンパリ率高いですね~、しかもこんな事で?って理由で。
お客さんに、落ち着いて・イライラしないで・時間はたっぷりあるわ、と言われている店員がいました。
もちろん店員は、私イライラなんてしてないわって言い返してましたが。
どこまでも個人対個人の国ですね。
こちらにもそういう不機嫌店員、たっくさんいます!
チェーンのドーナツ屋さんで、私の後に来たお客さんが“○○○はおいくら?”と店員に値段を尋ねたら、眉間にしわ寄せて“ここに書いてあるでしょ!”と後ろの頭上の電光のボードを指差すし・・・。
学校では、当時インターナショナル・スチューデントだった私、アドバイザーに会わなきゃいけなかったのだけど、“私、これからお昼食べに行くからもう一度2時に来てちょうだい!”と・・・・。私の後には誰もいないし、10分も掛からない仕事を後回しにされて・・・・。
こういう国だとわかってながらも自分が当面すれば、腹が立つんだよね~。
ずいぶんお国柄が違うところで生活されてますよね~。
日本人でもごく稀にいますよ。そういう傍若無人な人。
約束して取材に行ってるのに
「何でこんなに忙しい時に来るの!」って
いきなりキレられた事があります。
え?客1人しかいないぢゃん!って状況でした。
でも!稀なパターンですけどね。
”イタリア人の効率の悪さ”について熱く語っていたところです(笑)。
そう、おしゃれだったりとか・・・基本センスと頭は悪くないですよね。
でも効率的に考えられないですよね。
それがヴェネチア人は意外とそうでもないので、それはそれで驚きと共に感動し
暮らしやすいの!と、これまた友人に熱く語ってました。
そうそうけっこう前に左のメールクライアントからメールをしたのですが
届いてるかしら?
お返事がないからとっても忙しいか、もしかして届いてない?と。
先日はエアチケットを取るのにtonomariちゃんの都合を聞こうと
送ったのですが・・・やっぱりとっても疲れていて
そちらに行けそうな期間中にはどうも無理そうです・・・(涙)
3月の2週目からはフィレンツェでジェラート修行が始まるので
その前に、と思っていたのですが・・・。
今日は特にゲラゲラ笑っちゃいながら読みました。
会社で席がとなりの新人君(もちろん日本人ですけど)もフランス人ぽい切れ方するんです。わたしはひそかに「テンパリ王子」って呼んでますけど。春にパリに行く予定なんですが、こういう店員さんに当たっても
この記事思い出してわらっちゃいそうです。
初コメントいたします。 おしゃべりしながらの接客は、他のラテン系の国でも経験するけれど、すぐテンパるってのは、おフランスの方に多いように思います。 わたしは自分がフランス語ダメだからか?と思っていたのですが、そういう訳でもないのですね。
日本でも数年に一度くらい、まれにこの手の人に遭遇しますが、そういう人は短期間で辞める(辞めさせられる?)みたいです。 混雑時のコンビニの店員さんをみていると、次々と会計しながら弁当を温めて宅配便を受け付けて、ハイお次のお客様ぁ~、なんて、別の意味で神様です!
でも、さらに上を行くのがフランス田舎のおばさん、自分もその愚痴に便乗して会話を盛り上げ列を止める‥。ホント勘弁してほしいです・・・。
そのお陰(?)で彼女はフランス旅行難なくこなせるかな。
パリに行った時、タクシーの運転手と大喧嘩したことがあります。まだ目的地に着いていないのに、5時になった途端に「今日はこれで営業終わりだから降りてくれ」と言われました。「目的地まで行ってください、料金払うから」と言っても相手はがんとして「今日は終わりなので降りてくれ」を繰り返すばかり。「目的地に連れて行かなければ料金は払わない」で大喧嘩になり、途中で仲裁に入ってくれた紳士に説得され、タクシーの運転手はしぶしぶ目的地まで走ってくれました。でも、喧嘩の最中もメーターは上がりっぱなし。メーターのことまで文句を言う気力はなくしましたが、なんとも勝手なものだと思いましたね。
コメントするのは初めてなのですが、あまりにトルコ人に似てて…
私は、イスタンブール在住ですが、こういう女性多いです。どちらかと言うと、男性の方が接客は優しいですね。
ルーズで約束は守らないわ、お役所だって適当だわ、もう皆いい加減。まりこさんのブログを読んで、フランス人でそうなんだから、トルコ人相手なんだもの仕方ないわ…と思うことしばしば。
世界各国、ビックリ仰天な話をよく伺いますが、思うに、実は日本人が異質なのか?と思ったりします。
外国人って、はっきりしてるんですよね。
おもしろおパリのお話今後も楽しみにしています。
やっぱり商品も「アート」にディスプレイされているからなんでしょうか?フランス人にもそんな態度だったのかな?そんなサービスでお店がやっていけるところも不思議です。このことについてフランス人はどう思っているのかな?