地下鉄で、逮捕はされない?!

パリのメトロ。




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この間友人とすごいものを目撃してしまった。
メトロの改札口、ホームから出口へ上がる階段。
私達は改札口へ。
そして鉄柵を挟んですぐ横には出口へ上がる階段。
両方が交差するとても狭い階段で。
うずくまって何かしている若者とホームレスのムッシュー。

とてもとても狭い階段なので、出口へ向かって階段を上がる乗客達がとても迷惑そうに、その２人の脇を通り過ぎてゆく。
そしてみんながギョッと一瞬止まり、何事もなかったように足早に通り過ぎる。
反対側の鉄柵ごしに、何だろう??
と、のぞいてみると。
ま、ま、麻薬だ〜。
ライターでスプーンを下からあぶって、白い粉をスッ。
えええっ?!
映画のシーン?!
鉄柵があるのでかろうじて怖くない私達。
それでも怖い。。。
よく見ると、お兄さんとムッシューは、明らかにいってしまっている。
とりあえず、見て見ぬ振りをして通り過ぎる人々。
私達も、見なかった振りをして、慌てて階段を駆け下りる。

さすがにここまで「麻薬です」ってことをやっているのはかなり珍しいけれど。
メトロの駅でお酒を瓶ごと飲みながら、真っ赤な顔したムッシューや。
何やらわけの分からぬ罵声をあげながら周りの人に絡みまくるマダムや。
マリファナを堂々と吸う若者や。
日本では大ニュースの大事件になりそうなこと。
こういうのって、警察がやってきて大騒ぎにならないんだなあ…と、いつもとっても不思議に思います。
かなり日常的に目撃するシーンなので、ついつい当たり前の光景になってしまっていたりするのですが。

こんなことを書いてしまうと旅行に来る人をビックリ怖がらせてしまったりしそうですが…。
全然怖いことはないので心配しないで下さいね。
かなり矛盾していますが?!
日本ではとんでもない事件になってしまいそうなことも、すっかりパリの人たちの日常に溶け込んでいる風景のようです。



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