パリのガラス瓶収集車
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定期的にパリで聞こえる音。
ガラス瓶収集車の「ガラガラガラガラガラガラガラガラ…」という近くで聞くととてつもなく、遠くで聞いているとちょっときれいなガラスの粉々に砕け散る音。
パリの街にはあちこちにこの、タンク型のガラス専用のゴミ箱がある。
なんといっても日々大量のワインボトルが捨てられるフランス。
ガラス専用のゴミ箱はかなり重要なポジション。
ワインボトルの他にも、ジャムの瓶、オリーブ油の瓶、ビネガーの瓶、オリーブやピクルスの瓶、ビール瓶…などガラスのゴミは日々いっぱい。
休日、みんなが家でパーティーをしただろう翌日はこのゴミ箱の周りには入り切らない瓶が溢れ出ている。
そんなガラス瓶ゴミ箱は、専用の車で定期的に回収される。
ヘッドホンをしたお兄さん(あまりにもすさまじい音なのでおそらくヘッドホンをしている)がラジコンのように手元で車を操って、タンクをつり上げる。
そのまま車の上に持って行き、パカっと底面を開けるといっせいにガラス瓶が流れ出す。
ただ開けただけでは全て落ち切らないので、リモコンを操るお兄さんがガンガン車の側面にタンクを当て、その衝撃で残りを落とし切る。
そして空のタンクをもとの場所に持って来て、50センチくらい上からドカンと落とせば下のふたが閉まる仕組みらしい。
ちなみに、一応ちょっと外側に立ち入り禁止テープが貼られる。
…が、これ相当危険。
見ていると、くだけたガラスが飛び散りまくっているのが分かる。
ゴミを回収したあとも、タンクの周りは割れた破片でいっぱい。
クレーム大国の日本だったら周りの住民から苦情の嵐。
ガラスの破片で事件続出?!
絶対に見られない光景。
この音も、この光景も、フランスでしか見られないもの。
ガラガラガラガラガラガラ…
というすごい音が聞こえると、ああ、また1週間たったのだなあと感じます。
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