パリのごみ掃除機隊
パリのごみはギュインギュイン、吹き飛ばされ吸い取られていく。
超働き者の日本で育った私にとって、本当にバカンスだらけで1年中お休み?!と見えてしまうフランス人たち。
そんなフランスの中でも、「おおおっ。なんて働きものなんだ!!」とパリに来た当初から感じていた人々。
それはゴミ収集隊の人々。
朝早くから、ものすごいものすごい騒音でゴミ収集車がやってくる。
日本でこの騒音を出したら間違いなく騒音問題に発展して、自治体で話し合いが行われてしまいそうな音だ(笑)。おかげで目覚ましはいらない。
それが何台かやってきてはパリを掃除していく。
朝だけではない。
夕方まで街中で掃除カーとすれ違う。
この確立でお掃除カーに出会うということは、相当数のお掃除隊がパリを駆け巡っているのだと思われる。
パリの街。
道路から少し目線をあげて、建物だけを眺めていると本当に本当に美しいと思うのだが・・・。
足元を見れば、前から何度も書いているパリの名物「犬の落し物」はもちろん、「汚い・・・汚すぎる・・・」というほどゴミが散らかっている。
歩けば数十メートルおきに緑のゴミ袋が風になびいているにも関わらず、どうしてこんなにゴミが散らかるのだろうと感心するほど。
そしてそのゴミを飲み込んでいくのがこのお掃除隊たち。
驚くのはすごい水圧の水と強風を同時に出すホースでゴミを思いっきり散らかす(実際は同じ方向に飛ばして集めているらしい・・・?)。
そしてそれを飲み込んでいく飲み込み隊がいるということ。
この勢いでゴミはもちろん「犬の落し物」だってブウォーンと吹っ飛ばして、全部吸い取ってしまうのだ。
人がいようと気にしない。
「うわぁぁぁー。ゴミが飛んでくるよーーー。」と退散する通行人は気にもせず、爆風&爆水でゴミを蹴散らしてしまうところが適当大王国のフランスなのだ。
私もサル子ちゃんもバブーも、朝一のパリであやうくゴミ&水まみれ・・・。
吹き飛ばしたゴミを、器用にゴミ集めマシーンで集めていく隊員を見ると、アートすら感じるのだが、その前にこんなにゴミ箱が街中にあるのだからそこに捨てるようにすればいいのに・・・と思ってしまう。
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私は今年の夏にパリに3週間いました。
掃除機隊には、最初ビックリしますよね。
でも、残念なことに、一番上の写真のっている、
ギュンギュン吸い取っていく機械は見たことありません(T_T)
見たかったです…
ロンドンの我が家の回りも週末とかお掃除に人が回って来ない時はもう凄いゴミの量ですよ。どこから現れるのか週末の朝は道路も舗道も紙くずだらけです(涙)。ガラスの欠片まで散乱していてビニーをお散歩させる時もヒヤヒヤ。パリと比べてワンコのウ◎コは断然少ないんですけどね(笑)。日本と比べて国民性違い過ぎますよね。。。
私が見たのは3枚目の写真の清掃機より小型で一人乗りタイプで吸うだけのに遭遇しました。
私が片手にゴミくずを持っているのに気づいたらしく、清掃車に乗ったおばちゃんが近づいてきて『ごみ?だったらここに捨てて。吸い取ってあげるわ』と言っているよう感じたので、ホースの前にポイっとゴミを置くと『good!』と言ってゴミを吸い取って去って行った。
便利だなぁ~っと後姿につい見とれてしましました。
その昔は道路両側の溝から水を流して、おじさんがゴミを下水道に流し込んでいました。
ともあれ、パリはこうやってちゃんと毎日掃除しているのに、ブリュッセルは形だけです。同じ清掃車も走っていますが、1週間に1回来ればいい方です。やる気が無いんでしょうね、ほんと。
ものすごい税金が使われているような気がしてなりません(笑)。