ついに行った、サロン・デュ・ショコラ
3年前、試食する気満々、意気揚々と出かけたサロン・デュ・ショコラ(チョコレート見本市)会場一歩手前で、私がダフ屋から間違って買ってしまった見本市は何だったでしょう…。
「パリときどきバブー」クイズ大会があったら必ず出題される、難易度の高い問題です♪
パリときどきバブーを応援…
正解は、「Vive la Maison!」(家庭用品見本市)…でした。
おいしい匂いのする、サロン・デュ・ショコラ会場を横目に、チケット代は挽回するしかないっ!
…と、泣く泣く絶対に一生必要としないだろうプールほどの大きさのある、そしてギンギラ銀に輝く誰が使うのだろう…というジェットバスなど、かなり実用的ではない家庭用品見本市を見て回った思い出は3年前以降、私のトラウマになっております…。
毎年サロン・デュ・ショコラのポスターを目にするたびに、私の目に浮かぶのはあのギンギラ銀のジェットバス(泣)。
パリに住む人は誰もが一度は行ったことのある人気の見本市にはパリ6年目にして一度たりとも行ったことがないのに、パリに住む人絶対ほとんどの人が存在すら知らない見本市は体験済みの私♪
そんな私、ついに行きました。
Salon du Chocolat(サロン・デュ・ショコラ)
今度こそちゃんと、正しい見本市に入りました♪
幼稚園に行っているチョコレート大好きなプチ天使お姉ちゃんには秘密で。
弟天使くんと一緒に…。
この見本市、大人気であることはもちろんなのですが、パリで毎週開かれている色々な、様々な種類の見本市の中ではいちばんミーハーで、一般客を相手にしているもののひとつだと思われます。
お客さんのほとんどは甘いもの、チョコレート大好きな私のような人や、ちょうどそのときパリにいた観光客の人。
日本人がと〜っても多いことでも有名なのですが、ちなみに初日は3割くらいが日本人だったそう。
こういうことに対する日本人の情熱ってすごい!
規模は違うものの、パリ以外、世界中でも開催されるこのサロン・ドュ・ショコラ。
フランス、アメリカ、ロシア、日本、中国と続きますが…。
本場のフランスだってパリ一カ所だけなのに、なんと日本は全国7カ所で。
(2009年は1月21日から東京の伊勢丹でスタートするようです)
日本って、(時間と余裕以外)、本当に手に入らないものはない国だなあと、あらためて思いました。
甘いおいしい匂いの会場をウロウロ歩きながら、「おいすぃ〜い」と言いながら幸せそうにしているママと私をうらやましく思ったのか、弟天使くん大泣き。
「ぼくもお腹すいたよ〜!!!」
チョコレートの匂いに包まれながらミルクを飲んで落ち着きました♪
さて、サロン・デュ・ショコラに詳しいプロ達に聞くと、みな口を揃えて「毎年、毎年、どんどん試食が減って行く」と言うのですが、それでも試食はちゃんと出来ます。
確かに試食っぽい感じで置いてあるところは少なかったり、ちょっと後ろに隠してあったりするのですが、お願いすればどこでもちゃんと試食させてもらえます。
…が、チョコレート、甘いものが大好きで、コンビニの新商品は全てチェックして、会社の机の上にも常にお菓子が常備されていた私でも、そうそうたくさん食べられるものではありません。
甘いの→からいの→甘いの→からいの…。
と、続けて行けばなんとかなるかとポテトチップと水を持参してみたのですが、やっぱりそうそうたくさん食べられない。
そんなわけで我らはフランスのスイーツに詳しいプロ友だちの情報を元に、かなり狙い撃ちでブースをまわっていました。
(ずばり、それでもきつい。口の中がチョコレートでいっぱいに…)
私もプチ天使ちゃんママも、個人的には、高いチョコも安いチョコも、有名なチョコも、無名なチョコも、おいしいものはおいしい♪
(チョコに限りませんが)
と、おいしければ何〜でも幸せなタイプの人なので、ずばりどれもおいしい…。
そしてここにあるチョコだっておいしいけど、スーパーのスイスチョコだって、明治やロッテのチョコだって、負けずにおいしいよねえ…と、そんな意見でまとまりました♪
というわけで、試食で十分満足して、結局あまり買い物はしなかった我らですが、そんな私たちがはまったのがこのムッシューのお店の「いちぢくチョコ」。
ここもチョコに詳しい友人がお薦めしてくれたお店。
乾燥いちぢくが薄いチョコの上に載っていて甘すぎずおいしい。
フルーツ載せチョコはたくさんあるけれど、フルーツとチョコレートの半々の割合のほどよさが気に入りました。
「東京のサロン・デュ・ショコラにも行くよ!」
と、ニコニコムッシューが言っていたので一応。
Jacques Bellanger(ジャック・ベランジェー)というお店です。
ちなみになんだかここが気に入ってしまったのは、パリにもお店はなくて、もちろん日本にもお店はないということ。
なんだかおいしいものを発見しても、素敵なものを発見しても、なんでもかんでも、すぐに日本にお店ができてしまって、希少価値がなくなってしまっているような気がして残念に思うことが多いので、こういうのってうれしい。
パリにもお店がないとなると、このサロン・デュ・ショコラで買った一袋がとっても大切なものに感じるような気がして、このムッシューに出会えただけで行ってみてよかった♪
会場は数えきれないほどのチョコレート屋さんのブースの他に、チョコレートで作ったドレスの展示とかファッションショーとか、パティシエによるデモンストレーションとか、子供のためのチョコアトリエなどなど…。
色々なイベントも盛りだくさん。
甘い匂いに、お腹も胸もいっぱいになって、辛いもの、爽やかなものを求めて会場を後にしました。
「中華〜、アジアン〜、ラーメン〜食べたい〜」
と、言いながら。
会場を去る前に…。
弟天使くん、巨大エクレアの上で記念撮影♪
ぼくも来年は試食出来るかなあ…。
今日のママのおっぱいは甘いチョコレート味かなあ…。
この「東洋のブッダ顔」?!と言われている弟天使くん。
どこを歩いていてもかなりの人気者なのですが、このサロン・デュ・ショコラ会場でもなぜか大人気。
チョコレートとは関係ないのに、色々な人に写真を撮られまくっていた「東洋のブッダ」くんなのでした。
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弟天使ちゃんのエクレアの上の写真がめちゃくちゃ可愛い~。さすが、東洋のブッダです。
伊勢丹も毎年毎年加熱してるようですが・・・。
7箇所もやってるとは驚きました・・・・・・・・・。
確かにショコラティエの高級ショコラも美味しいけど
日本のお菓子メーカーのチョコってとってもとっても優秀ですよねっ!
私もその意見大賛成です!!!
そっか、tonomariちゃんの心をつかんだショコラティエが来るなら
今度の伊勢丹、頑張っていってみようかなぁ???
ポテチ持参というのには、笑っちゃいましたよ~。でも、気持ち、わかります。甘いの→辛いの、の交互じゃないと、つらいですもんね。
辛党の私としては、デモンストレーションとか、アトリエとかのイベントが気になっちゃいました(笑)。
エクレアに座った弟天使ちゃん、可愛すぎます・・・。
チョコはこの日以来ちょっと離れて、塩気のものばっかり食べています(笑)。
子供のためのアトリエ、エプロンをつけて、ちびっ子たちが参加出来て、きっと喜ぶだろうなあ。。。